PHLからORDまでやって来て、トラブル続きの「素敵な旅」の終わりがようやく見えてきたところでしたが、この旅の「びっくり」はまだまだ続きがありました。実体験を、今日も走り書きしてみたいと思います。
トラベルマスターズの皆さん、こんにちは。
今日の空港の1枚は、過日の出発ゲートの様子です。成田空港、寂し過ぎです、本当に。
緊急事態宣言も延長となり、まだまだ旅には出られそうにない状況が続きます。ということで、今日も回想版となります(こればっかりですね)。
ORDから日本へ到着となります。
やっぱり、安心の翼。Obviously different.
PHLからのフライトの遅れにより、スケジュールが大きく乱れ、ともすると数日間ORDに留まることになってしまう可能性までありましたが(時間さえあれば、大好きな街なので実は嬉しかったりもするのですが)、なんとか話を繋いでもらい、ANAのゲートカウンターにやって来ました。
そうです、この便が、今日最後の日本行きの便となるのです。
カウンターでパスポートを出すやいなや(ほとんど事情説明をするまでもなく)、
『Inbound Flightが遅れてしまったのですね。それは、大変でしたね。でも、ご安心ください。今日のANA東京羽田行きには若干の空席がありますので、お席の調整をさせていただきます。長いフライトですし、お疲れでしょうから少しでも、ゆったりとできる席を探しますね。』
おー、なんという、違い。
PHL到着時のバゲージ担当、そしてその後のCall Centerの対応(全くつながらず、何もなされず)、それに先ほどのカスタマーサービスとのやり取り…同じスターアライアンスの中でも、こうも違うとは。マジで、Totally different!
何故だか自然に深呼吸をしてしまい、
「さすが、ANAさんですね。」
『ありがとうございます。お席を調整する間に、お手荷物の確認をさせていただきますので、Baggage Tagを見せていただけますか?』
これ、今回つけた知恵から、次に自ら確認させてもらおうと準備していたのですが…。
彼らにとっては当たり前なのかも知れないけれど、凄い。本当に。
『2つのお手荷物はORDに到着していますので、当方の担当がピックアップに向かい、確実にお乗せ出来ますので、ご安心ください。We will double check for priority tag also…』
「ありがとうございます。今、お聞きしようと思っていたのです。」
ここで、調整を待つ間、往路でのバゲージトラブルの話を少し。すると、
『それは、大変ご迷惑をおかけしました。』
と、とても丁重に。
座席は程なくして調整が済んだようで、
『今のところ、お隣は空いていますので、Good luck and enjoy your flight!』
隣が空いてる?本当だったら、めっちゃ嬉しい(本当でした)。
ようやく止んできた外の雪を眺めながら(この雪の関係で出発が少し遅れましたが、これまでのトラブルと比べたら、全然大したことなし)、「Berghoff」で買ったホットサンドイッチ (コーンビーフにしました)を搭乗までにたいらげ、機内ではひたすら寝まくって、夜の羽田空港に到着しました。
以前も書きましたが、日本への帰路で特に大きな空港でトランジットがある際は、日本のキャリア(つまり、ANAかJAL)を選ぶに限ります。もう、本当に全然違います。
最近はコードシェア便も増えていますので「Operated by …」に注意しましょうね。
最後のトラブル。Before conclusion.
ようやく羽田空港に帰着です。
ANA ORDのグランドスタッフのご好意で、隣の空いているゆったり席をアレンジして貰ったこともあり、機内でぐっすりと休む事が出来て、とっても「着き心地、爽やか」でした。
出発時の遅延もほとんど取り戻しており、急いで帰宅すれば、日付の変わらぬうちに帰宅できそうでした。
順調に入国審査を終え、今回の旅で色々な経験をさせられた「バゲージクレーム」にて待っていると…。やがて、自分のスーツケースもちゃんと到着。しかし、またしても「Oh, My God!」が始まってしまったのです。
「あれー、スーツケースの持ち手がない!」
2つ預けたスーツケースのうちの1つの持ち手が壊れているのです。
さらによく見ると、スーツケースのロゴ(TUMI)が剥がれてなくなっている事にも気づきました(これ、TUMI好きにとっては、ショック大ですよね)。
早速、担当のスタッフに相談をと思い、あたりを探し始めたのも束の間、トラブルの匂いを感じ取ったのか、直ぐにANAのスタッフがやって来て、声をかけてくれました。
アメリカの空港の到着エリアとの違いを大いに感じる場面でもありますね、これ(空港というより、航空会社による違いなんでしょうね、これは)。
「あのー、カバンの持ち手が取れてしまってるんですが。」
『誠に申し訳ございません。直ぐにお手続きをさせて頂きますので、少しお時間を頂戴できますか。お手荷物のクレームタグを確認させて頂きます。』と、めっちゃ丁寧です。
すると直ぐに、上司のような人と一緒に、担当のマネージャーからの深々としたお詫びのご挨拶に続き、
『紛失でなく、ダメージということであれば、こちらで修理をさせて頂きます。2ヶ月程度かかってしまうことがありますが、大丈夫でしょうか?』
「2週間後にまた海外へ出向く予定があるので、急いでもらうことはできませんか?」
『でしたら、一旦代わりのスーツケースをご用意させて頂きます。』
「同じもの、せめてブランドだけでも同じにしてもらいたいのですが。」TUMIのスーツケースは、僕のささやかなこだわりです、はい。
『確認させて頂きまして、早めにご連絡させて頂きます。今日はもう時間も遅いですので、荷物はこのままお持ちいただいて、あとは宅急便を手配しますので、そちらで対応させて頂きます。恐れ入りますが、このフォームにご連絡先等をご記入いただけますでしょうか。」
以前、某航空会社の対応では満足が行かず、後になってクレジットカードに付帯する旅行保険を適用する事にした場合も、このフォームは必要になることを経験済みだったので、きちんと記入しました。
今回は保険のお世話になるまでもなく、ANAの方できちんと最後まで対応してもらえたので、全く問題なしでしたが。でも、保険(の付いたクレジットカード)は我らトラベルマスターズにとっては、安心材料ですよね。
それでも旅は楽し。Dreaming the next travel.
翌日。
早速、ANAの手荷物担当の方より入電が。再度のお詫びに加え、
『TUMIの代用スーツケースの手配ができたので、早速送らせて頂きたい。ご都合の良い時間を指定してください。なお、ダメージを受けたスーツケースは、それと折り返しに送付してください。』
アメリカのユナイテッドでは考えられないような、迅速かつ丁寧な対応でした。
本当に、比べようもありません。
結局、自分のスーツケースがきちんと修理されて、手元に戻ってくるまでには、1ヶ月半ほどを要しましたが、送付等の少々の煩わしさを除けば、全く文句のつけようのない対応を体験することとなりました。
今回のORD-PHL-ORDの旅は、とっても勉強になる経験と発見があるものでした。
「違い」を身をもって知り、賢く旅をするヒントをいくつか得る事が出来ました。
面白おかしく読んでもらい、少しでもご参考になればと願っております。
今は、まだまだ緊急事態宣言真っ最中。
まだもうしばらくは、回想版でブログを書く事になるのでしょうか。
自由な旅の日々の再開を心待ちにして。
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